あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり
そろそろこの曲が聞こえてくる時期ですね。
そう、来週はひなまつり。
ひなまつりは女の子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事。
現在では主にひな人形と桃の花を飾って、白酒やお寿司などの飲食を楽しむ節句祭りとなっていますね。
ひなまつりはいくつか起源説があり、いつごろから始まったかは歴史的には明確ではないようです。
一説では中国から伝わったともいわれ、また平安時代の京都では平安貴族の間で
「遊びごと」として行われていた記録もあるそう。
一方で、その時代には紙で作った人形を川に流す「流し雛」があり、
「上巳の節句(穢れ祓い)」として災厄よけの守り雛としてまつられるようになった経緯があるとのこと。
江戸時代になって女子の「人形遊び」と節物の「節句の儀式」と結びつき、
全国に現在見られるようなひなまつりの儀式が広まったと言われています。
平安時代から始まる794年から鎌倉時代が始まる1192年の間に起源があるということは、
今からおよそ900年もの歴史があるのですね。
子どものすこやかな成長を願うことは、昔も今も同じ。
いつの時代も変わりません。