取り扱い
30℃設定で洗濯、低温での乾燥機使用か、絞らず干して乾かしてください。低温でのアイロンも可能。
ランプシェード生地とは?
もともとランプシェードは光を拡散するために開発されたものです。17世紀には石油ランプに半球型のランプシェードを取り付けることで光がより遠くまで輝くように利用されていました。19世紀になると、照明は工場で大量生産されるようになりました。その当時は天然ガスで点灯されていたため、しばらくするとオーバーヒートしてしまう上、部屋の換気に注意する必要がありました。この時期は、ランプシェードは光を軽減する目的で利用されていました。1879年に白熱電球が発明されてか以来、ランプシェードは現在利用されている形に近づきました。今では光がまぶしすぎるのを調整するためにランプシェードが利用されることが一般的です。ランプシェードは布生地、ガラス、紙、プラスチックでできていることが多く、布生地にはシルク、リネン、コットンが一般的に使われています。
布生地でランプシェードを作成する方法
DIYプロジェクトとしてオリジナルランプシェードを作成するなら、以下の方法が一番簡単だと思います。簡単に作れるので、ぜひお試しください。
ステップ1: ベースを選ぶ
ホワイトかクリーム色のプレーンのランプシェードを使うか、専門的にデザインされた裏張り素材を利用することもできます。お好きな大きさや形を選べますが、複雑なものを選ぶと仕上げのステップが難しくなるのでご注意ください。初めて作る際にはシンプルな形を選んで、徐々に複雑なものにチャレンジするのがおすすめです。
ステップ2: テンプレートを作成する
次に、ランプシェードのテンプレートを作成する必要があります。まず大きな紙をテーブルに広げます。ランプシェードの型を取るため端に目印をつけ、印をつけたところからランプシェードを転がし、再びしるしに到着するまでランプシェードの形を書き写してください。円柱形のランプシェードの場合は長方形、円錐型の場合は半円形のようにと形をなぞれるはずです。形が取れたら、仕上げの際に使うため、端全体に約1センチ追加しましょう。
ステップ3: 素材を裁断して貼り付ける
テンプレートを使ってオリジナルランプシェード生地を大きさ通りに裁断しましょう。このとき生地の模様の配置や向きなどを工夫してください。この工程が完了したら、ステップ2で追加した1センチ部分を折りましょう。この部分が合わせ目となります。防炎生地接着剤を使い、生地をランプシェードに張り合わせていきます。接着剤の使用には説明書に従ってください。
ステップ4: 仕上げ
ランプシェードの端に合わせ目を配置して乾かしてください。ランプシェード全体に防炎生地スプレーをし、再び完全に乾かしてください。この際も使い方説明書に従ってください。乾いたらオリジナルランプシェードの完成です。
ランプシェードの作り方
生地製ランプシェードの作成はやや難易度が高くなります。ここでは生地をスチレンに張り付け、金属製ランプシェードのフレームに取り付ける方法をご紹介します。
ステップ1: フレームを選んでテンプレートを作成する
ワイヤー製フレームまたはランプシェードリングの付いているランプシェードを用意します。フレームは全体の構造を支えてくれるのに対して、リングの場合は上と下の部分だけ形を支えるようになっています。上記と同じ方法で生地のテンプレートを作成します。ランプ傘を作りたいランプシェードの大きさを測定しましょう。最後に端全体に1センチ追加するのもお忘れなく。
ステップ2: 素材と裏張りを裁断する
テンプレートを使って生地と裏張りをサイズ通りに裁断しましょう。最も良く利用される素材は接着スチレンまたは感圧スチレンです。非常に薄いポリスチレンシートで、片面が接着面となっているので生地を貼り付けやすくなっています。裏張りには防炎素材なら何でも利用できますが、オーバーヒートして火災の原因になるものの使用は厳禁です。防炎の生地ならランプシェードを作成するのに利用できます。コットンやシルクなどの素材が人気があります。
ステップ3: 組み立てる
必要なものをすべてそろえたら組み立てに取り掛かりましょう。最初の円筒型を作成する際には合わせ目を糊付けするのを忘れないようにしてください。フレームを使用する場合は生地と裏張りをフレームに引き伸ばすように取り付け、配置を決めたら縫い合わせます。ランプシェードリングを利用する場合、クリップを使うと簡単です。生地を円形にして立て、上部にリングを挿入してクリップで固定します。ランプシェード用接着剤を使うかステッチでリングの上に生地を固定します。上部が完成したら下部にも同じ工程で行います。
ステップ4: 仕上げ
接着剤を使った場合は完全に乾かしてください。接着剤が乾いた後、または縫い合わせが完了した後、さっそく仕上げに取り掛かりましょう。余分な生地やステッチ糸を切り落とし、全体をきれいに見えるように整えます。この作業が終わったらランプや照明に取り付けてお楽しみください。
製造工程
ランプシェード生地はデジタル印刷技術でオーダーメイド印刷しています。専門の印刷技術で環境に優しいインクは繊維奥深くに浸透するので、色褪せない永久プリントとなります。プリントの発色は鮮やかで高画質印刷になり、色褪せたり剥がれ落ちたりすることはありませんし、素材の手触りは失われず印刷のテキスチャが残ったりすることはありません。つまり印刷前の生地と、印刷した後には手触りが同じということです。